ECの力で伝統の壁を破る!秋田の郷土料理“ハタハタずし”を次世代に繋げる食べ方と伝え方を変革するWebマーケティングプロジェクト
- 豊留 侑莉佳
- 2024年6月27日
- 読了時間: 4分
更新日:5月7日

日本海と世界遺産「白神山地」に囲まれた、秋田県八峰町で水揚げされた魚の加工販売を手がける株式会社鈴木水産。主力商品の秋田の伝統食“ハタハタずし”を、若い世代の人々に楽しんでもらうため、現在運用しているECサイトの改革を行います!
活動内容
鈴木水産のこれまで
昭和55年に、魚の卸売からスタートした鈴木水産。漁師であった先代が立ち上げ、名産のハタハタを使用した地元の保存食“ハタハタずし”を、昔から変わらない手作りの味を再現する独自製法で加工し、販売しています。

“ハタハタずし”は、ハタハタ漁が盛んになる冬の間だけ食べれる東北の伝統食。米飯と麹を秋田県の高級魚ハタハタに漬け込み、正月に家族で囲んで食べる、冬の時期に食べ物が制限されてしまう雪国の暮らしの知恵から生まれた保存食です。時代と共に、冷凍保存の技術の進歩したことから、冬の贅沢として親しまれていた“ハタハタずし”を、日本中のまだ知らない人と届けようとEC事業に踏み出す事業者も増えてきました。
鈴木水産も、独自のレシピで加工したハタハタずしをECで販売しており、コロナ禍も故郷の味を楽しみたい都市部在住の地元民の方々が主なお客様となり、多くの受注を獲得することができていました。
なぜECサイトの変革が必要なのか?
現在の顧客は、前述の通り、秋田出身で幼い頃からハタハタずしに慣れ親しんでいて、今は都市部に暮らしている年配層によって支えられています。ハタハタずしは、従来の顧客層には贅沢品として人気のある商品ですが、幼い頃から触れてこなかった若者層には認知度自体が低いのが現状です。伝統食×若者マーケティングは、どの産業も挑戦していますが、年を重ねると魅力がわかる商品は、逆というとそれまでの間売ることができない商品です。新しい年齢層に受け入れてもらえる届け方を考えないと、食文化そのものの存在も危ぶまれる、伝統食産業が打破しなくてはならない大きな課題です。
鈴木社長の仮説は、ハタハタずしにはお酒のお供として楽しめる魅力があるため、お酒を趣味にできる20代後半〜30代が新しいターゲット層になるのではないかと考えています。そのためには、現在運営しているECサイトの改善を進めていかなければいけませんが、会社の中の人たちだけで考えていると同じ思考や表現パターンから脱却できず、プロジェクトを思うように進められていない状況です。
どのように実施していくのか?
今回は、インターン生にECサイト担当者としてプロジェクトに参画していただきます。初めて八峰町を訪れる視点を強みに、鈴木水産やハタハタずしそのものの価値の再定義や、ターゲット層に向けたECサイトの企画を立案を手伝ってもらいたいと考えています。
ぜひ伝統食を次世代に繋げていくための力を貸してください!
募集要項
期待する成果 |
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得られる経験 |
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活動内容 | 【STEP1】地域と企業の理解、商品研究 八峰町や鈴木水産の現場を知り、感じた魅力をまとめる。ハタハタずしやECサイトについてヒアリングを行い、現状を把握する。ハタハタずしを食べ方を色々と試して、自分なりに考えた魅力や商品の強みをまとめる。 【STEP2】ターゲットリサーチと企画案 ターゲットに関するリサーチを行い、どんなニーズや訴求ポイントがあるかを分析する。分析した結果をもとに、ECサイトに反映させる企画を考えていく。 【STEP3】企画提案と引き継ぎ 1ヶ月の活動から得られたリサーチと企画を鈴木社長に提案する。どのように運用に反映していくかの手順をマニュアルにまとめ、提出する。 |
対象となる人 |
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事前課題 | 「伝統食×若者」のマーケティングで成功している事例を3つ調べる。これまでと異なる層にアプローチをするために重要だと感じたポイントをまとめる。 |
活動条件 | 原則フルタイム:9:00~17:00 |
活動期間 | 2024年10月〜12月 |
活動地 | 本社(〒018-2676 秋田県山本郡八峰町八森磯村72-3) |
費用 | 期間中の交通費、宿泊費、活動支援金の支給あり |
応募資格 | |
選考プロセス | ▼Webから個別説明会に申込み ▼面接選考 ▼選考結果通知 |
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